東京に住むTさんは、(故郷の母に少しだけでも親孝行したい)という思いで、東京見物を実行しました。母親は体が不自由で、車椅子での生活です。地方から車椅子で上京した母の願いは、観光名所の浅草寺へ行くことでした。
「混雑していて大変だ」と言いたいTさんでしたが、周辺だけでも見物せようと浅草へ出かけました。予想通りの人込みのため、「本堂へ行きたい」と言う母にTさんは「無理だよ」と答えました。すると母は寂しい顔をしたのです。
その顔を見ていたTさんの頭に、石川啄木の歌が過りました。「たわむれに母を背負いてそのあまり軽きに泣きて三歩あゆまず」の一首です。
Tさんは思い切って母親を背負い、仲見世通りを進みました。その時、母親のあまりの軽さに(なんって軽いだろう。こんなに軽くなるまで苦労をかけたのだな。。。)と自らが母親にかけてきた苦労を、一瞬にして知らされたのでした。
今日、私たちがこうして仕事ができるのは、両親をはじめとする周囲の人たちのお蔭です。それにこたえるためにの、日々、よい仕事をしていきたいのです。
今日の心かけ* 多くの恩に感謝しましょう
背負い(せお)
石川啄木(いしかわたくばく)
浅草寺(せんそうじ)
仲見世通り(なかみせどお)
Diáriamente antes de iniciar o trabalho, no chorei (reunião matinal) temos de ler uma historinha. Não sei a razão, mas algumas historinhas são super legais e interessantes. E é ótimo para aprender vocabulário, e para acostumar a escrever em japonês (no computador), e no papel também para melhorar a caligrafia.
Para você praticar também, vou ver tentar colocar mais historinhas aqui.
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